差別とイジメ

最近、ヘイト集会などで差別的行動が激しくなって来た。

人間は差別する動物である事は分かっているが、良識ある人は

それを出さないし、差別に対しては自分なりの意思を持って行動している。

今のヘイト集会などは、子供のイジメと何ら変わらない行動である。

こんな事を大人がやっていたのでは、子供たちはイジメに走るであろう。

子供のイジメに対しては、マスコミも報道するが、今回の差別行動に関しては

マスコミも騒がない。

何故なんだろう?

私は途上国(中南米)で仕事を5年間近くして来たが、途上国の差別は日本より

酷い状況ではある。

これは黒人奴隷制度の名残であり、白人社会の遺物的存在であるからだ。

日本でも私の生まれた北海道では、アイヌの人たちに対する差別があった。

同時に太平洋戦争で強制的に連れて来られた、朝鮮の人たちに対する差別も

酷かった。

今の差別運動は日本が太平洋戦争に、突入する前の状況に似て来たと

私は思えるのである。

同時に政治も、そちらの方向に向いているように思えてならない。

これでは外交・政治的にも問題は解決できない方向に向き

それを一部の国民が煽っている状況なのだろう。

私は差別に対しては反対する。

それは自分自身が差別を受けた経験があるのと、カトリック出会った

母からの教えで差別に対しては自分なりの信念を持って反対する。

人は優越感を持つ為に、他の人を差別して自己満足する動物であると

私は考えるし、子供のイジメも差別と何ら変わらない事であると思う。

それを馬鹿な大人たちがやっているだけで、単なるイジメを差別と

言い換えているだけなのである。

こんな状況で、子供のイジメ問題を大人たちが問い詰める事が

出来るのか疑問に思う。

差別もイジメも言葉を変えただけで同類の行動である。

それを分からないで行動している人たちは、人間として恥を

知るべきである。

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