新たなる第一歩へ3

中途半端が嫌いな私は、やり出したら止まらない。

嫌な性格である(自分でも思う)

 

それから構築まで、こぎつけたが、約8カ月掛かった。

はっきり言って、このシステムは私が帰国したら

どうなるか自信が無かった。

 

内部体制が難しい、システムは人で動くものである。

人材を育てるか、良き人材がいるかによってシステムは

稼働するし、生きるのである。

 

どんな良いシステムを作り上げても、良き人材がいなければ

ただの構築物であり、死んでしまう。

 

余談は、ここまでにして被災地で私が考えたのは高校生に

このeラーニングシステムを構築して都会と同じ教育環境を

作り上げ、勉強して貰いたいと思った。

 

私自身、構築して来た経験を生かして、若者を育てる事に

私の経験を生かしたいと思ったのである。

 

そこには自分なりの経験(貧しかったから勉強したくても

思うように勉強できなかった)もあったからなのである。

 

また私自身、短大や専門学校で教えた経験もあったので

人を育てる大切さも多少は分かっている。

 

そこで目を付けたのは情報科のある高校である。

何とかコンタクトを取ろうとして、ボランティアに行くごとに

周りに頼んだりしていた。

 

そんな事で町長に話を持って行く事が出来たのであるが

残念ながら公立であり、県が管理しているのであるから

町では何とも言えないと言われてしまった。

 

私は本来、お役人(行政)が嫌いなタイプである。

ドミニカ共和国でODAの計画案を作成して提案が通った時

外務省から計画金額などの調査に、役人が来た時もそうであるが

お役人ヅラして、夜の接待をほのめかしたりする。

 

私は、そんな連中を日本で多く見て来たので、彼らに対しては

嫌悪感をかんじてしまう。

 

だから、今回県庁に話を通さなければならないとなると

私の性格では問題があると自分自身で感じた。

 

だがやりたい。

だから違う方法か、私が前面に出なければ良いのであるから

計画案を作成して、その人に行動を起こして貰おうと考えている。

 

私は歳なのだから前面に出る必要もないし、良いと考えてくれる人が

やれば良しで、若者が育って復興に尽力できる力を付ければ良いのである。

 

これは私たちが戦後の復興で培って来た事を、

次の世代に伝えて行く義務があるし、被災を経験した若者が

それを生かす事に微力ながら手伝えれば良いと思っている。

 

高齢者問題より、こちらの方が受け入れてくれる事が早いであろう。

だが高齢者に対しても、何か方法を変えて挑戦したい。

 

生きてる限り挑戦が、私の信条である。

私は生意気な人間なのであろう(他人から見て)

 

でも、これが老いを感じさせない秘訣でもある。

私は10歳以上、若く見られます(自慢・・・)

 

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