日本人と政治2

前回にも書きましたが、多くの日本人は封建社会から脱皮しない

民主主義の考え方なのだと思う。

この状況で日本は変われるのであろうか?

変われないであろうし、変わらないであろう。

国民が声を上げても、それは一部の人間だけで、前回書いたように

政治家を選ぶ段階に成ると、目先の事でマスコミなどに操られて選び、

選んだ政治家が引退や亡くなると、次に担ぎあげるのは、

その子供たちか親類である。

何ら昔の領主が統制していた時代と変わらないやり方で

日本の政治は、ここまで来た。

だが、今やこれでは駄目であると思う人たちも出始めたが

それは極一部である。

前にも書いたが、国民からの声で政治を動かす事が出来ない

国民性を持っているのが、日本である。

寄らば大樹の陰、長い物には巻かれろ、赤信号みんなで渡れば怖くない。

これが日本国民の姿なのである。

島国根性が抜けない、「お上」には黒でも白と言う国民性である。

この状態が続く限り日本の政治は変わらないであろうし、

政治家も官僚も、それを利用して事を運ぶだけである。

基本的に日本国民は政治に対して無関心、自分が良ければ良いと思い

他人の事など考えない古来からの風習が寝ず居てしまったのかもしれない。

本来、政治は国民の為に行うべきなのに、政治家は自分の為に行う

烏合の衆で国民の声など聞いてない政治を行う連中である。

それを選ぶ国民は、その政治家を信頼しているわけでは無く

自分の利益に成るかだけを考えて選んでいる。

政治家も金をばら撒き、国民を誘導しているのであるが

それは高度成長時代のやり方であり、今や世界は変わりつつあるのに

今だかって、その頃と同じやり方で政治を行っている。

国民もそれに従っているだけで、マスコミなどは政治家と官僚の

言うがままの報道しか出来ない。

それこそ「長い物には巻かれろ」のマスコミである。

それを信じる国民も愚かに感じるが、真実を示すべきマスコミも

機密法などで制約されて、政府と官僚の伝達役にしか過ぎない

存在になるのは明らかである。

ここまで落ちたら日本国民は分かるべきであるが、

それが出来ないのは、封建時代を引きずった民主主義だからであろう。

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