田舎者の私3

田舎者の意味は、大辞林で調べた結果 [1]田舎の人。田舎育ちの人。 [2]礼儀作法を知らず、やぼで気の利かない人を ののしっていう語。また、自分をへりくだっていう語。

 

1.は当てはまるのです、前にも書きましたが、 私は北海道の函館生まれで、子供の頃に育ったのが 夕張でしたから該当します。

 

さて、問題は2.の意味ですが、二番目のへりくだった部分は 年齢と供に多少出てきたかと、自負している部分がありますが、 礼儀作法を知らず、やぼで気の利かない人は

自分では、あまり該当していないと思っているのです。

 

ただ、この思い込みは自分で思っているだけですから、 他人から見ると、どうなのかは分かりません。

 

私の父は特に礼儀作法には、うるさい人で幾度も 叱られた経験があ。ります。 その頃は何でこんなに叱られるのかと思うくらい、 小さな事でも叱られていました。

 

他の家では、そんな事で叱りもしない事でも 父は叱り拳固が飛んでくるのです。

 

寝る前には「おやすみなさい」は当たり前で、

それも正座して、手を前に揃えて、頭を下げるのが日課でした。

 

そんな事で、礼儀作法や気の利かない人間に 育たなかったのですが、どうも私は田舎者の意味を違って 理解していた部分があったように思います。

 

私は、田舎者とは素朴で人の好い、話好きなイメージを 浮かべていたのです。

 

私が出会った田舎の人たちは、そんな感じの人が 多かったのです。

 

そんな事で、私は自分のイメージで田舎者を作り上げて いたのですが、私はそれで良いのだと思っています。

 

すなわち、私は田舎の風景と、そこに住む人たちを 一緒にして田舎者として、自分の中で作りあげていたのです。

 

そんな私は「野暮で気の利かない人」なのかも知れません。

 

そうであれば、2.の一番目も該当するのかもしれません。

 

そんな事で、私はある程度長く生きて来ましたが、 まだまだ、自分は分からない事が沢山ある事に気づかされます。 これからもっと勉強して行かなければならないと思っている

歳取った田舎者の私です。

 

 

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